GMO寄付講座: 全体を振り返って

GMOの寄付講座「勝ち組ベンチャー企業の条件」の12回の講義が終わりました。実に有意義な3ヶ月間でした。

1.日本の未来は明るい

親が子供を殺したり、年金や医療費が制度疲労を起こしたり、暗い話題の多い日本ですが、こんなに素晴らしい経営者がいるんだと勇気づけられました。私も独立して9か月ですが、たくさんのことを教わり、また元気をもらいました。


2.さまざまなタイプの経営者

こうして、連続で講義を受けると、経営者によってマネジメント・スタイルが、それぞれ違うのもわかります。DiSCプロファイルで分類すると、こんな感じでしょうか。

A) Dominance(リーダー型)

折口、南場、堀、平野、宇野、中田、熊谷

B)Influence(アーティスト型)

堀、近藤、西山、藤田

C)Conscientiousness(分析型)

荒川

D)Steadiness

なし

ま、社長ですから、全員Dominanceなんですが、あえて4つに分けるとこんなかんじですかね。さすがにSteadinessはいないですけど。

さらに、社員の感性に訴えて会社をリードするのか、理性に訴えかけるのかという違いもありそうだと思いました。藤田さんは、感性(直観)を引き出しそうですし、熊谷さんは現状がそうなっている理由を追求しそうです。

3.共通項目

面白いのは、講師同志は打ち合わせをしていなのに、12回の講義でひとつの物語を紡ぎ出しているということです。普段からよく会っているので、あうんの呼吸があるんでしょうか。それとも、起業家が共通に持っているものがあるんでしょうか。講義のの最後にこれまでのダイジェスト版のビデオをみたんですが、ひとつの映像として、心に訴えてきました。この秋に出版予定の講義録を読んでも同じような感想を持つと思います。

一方、アメリカと違うなと思うのは、「在野精神」ですかね。権力と聞くと、反射的に反発してしまうというような人はいませんでした。ある意味、みなさん「スマート」ですね。日本にリチャード・ブランソンのような経営者は、出てくるでしょうか。孫社長以降、大分、おとなしくなったような…。

では(^^)/^

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