GMO寄付講座: 中田 横浜市長

横浜改革 中田市長1000日の闘い
 中田横浜市長の講演に行ってきました。

GMO寄付講座 第11回
2006年7月13日(木)18:00?19:30
早稲田大学 8号館 B102号教室

 「政治家もベンチャー」と言われても、講演者のリストからすると、違和感があったのですが、話を聞いて良かったと思いました。
 中田市長とGMO熊谷社長は、中ちゃん、マー君と呼び合う仲なんだそうです。政治家・企業家と生き方は違っても、響くものがあるんだとか。
なせば成る―偏差値38からの挑戦 もう一人の友達と3人で、誰が一番バカかという自慢をしたことがあったそうです。「なせば成る―偏差値38からの挑戦」という著作がある中田市長は、自分こそ一番だと主張しますが、熊谷社長が、俺なんか高校出てないと応酬する。そんな仲なんだそうです。
 お互い多忙で年に数度しか会えないのですが、会わなくても信じていられる仲というのは、うらやましいものです。
 松下政経塾では、人間を学んだのだそうです。松下幸之助さんが事業で成功したのは、貧しくて、学歴がなく、病弱だったからなのだそうです。通常、事業に必要であることが無かったことが良かったという話から、政治家に必要なものは、公職選挙法の知識ではなく、人間とは何かを考える力だと喝破していました。
 その一例として、横浜市が先鞭をつけたクールビズや、G30、保育園の話をしてくれました。ゴミを減らすとか待機児童を減らすというのは、当たり前の行動目標ですが、目の前の現実に流されていると、見えなくなってしまうものですね。
 こういう当たり前の目標に取り組んで1100億円もする焼却場の建設を節約したり、待機児童の数を1100から300人に減らすというのは、スゴいことだと思いました。

【Q&A】
 北朝鮮と中国に関する質問がありました。台湾の次期大統領候補、馬英九台湾市長の会談の話をしてくれました。実質的な外交をする市長というのも新鮮ですが、中国・北朝鮮に対して、自由経済・民主主義という軸をしっかり持つというのも、傾聴に値する意見だと思います。
 一方で、横浜市の友好都市である上海の市長が、最近来浜しないことについては、先方が来ない限り、こちらから中国に行くことはないとするなど、原理・原則がわかりやすい人だと思います。

では。

最終回 GMO 熊谷社長を読む

【参考】
つだっくさんのブログ
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