八幡 和郎 氏のノーベル賞が西日本の公立高校ばかりから出る不思議を読んだ。
Googleマップに出身高校をプロットすると、確かに西に偏っている(下図左)。しかし、私には補助線は東西ではなく、家族類型に思える。核家族比率の地図と並べてみた(下図右)。色が濃い核家族地域からノーベル賞が出てないだろうk.

https://okabem.com/paper/tp03sp-2/tp03sp-2.pdf
エマニュエル・トッドのによれば、核家族は自由を尊び、直系家族は権威や秩序を重んじる。ノーベル賞は、既存の理論に挑戦し、自由な発想で新たな地平線を開いた学者に与えられる。自由を重んじる核家族地域に育った学者の受賞が多いのは納得の行くものだ。
直系家族地域は親と同居することが多い。親が子供の教育に熱心に取り組むので、全国学力テストの上位には、直系家族な県が並ぶ。

ノーベル賞が出ないからと言って、秋田の高校の先生が悩む必要はない。読み書き算盤ができ、社会の秩序を重んじる人材が活躍できる場所はたくさんある。役所、自衛隊、銀行、メーカーなど。
重要なのは、家族類型を客体化することだ。文化は目に見えないだけに、対策が遅れがちだ。もしも、石川県に突飛な発想をする子供がいたら、山口県に行ったら伸びるかもしれない。
核家族地域出身の天才が生み出したアイディアを実際に工場で形にするのは、直系家族な社員だ。双方が協力するところに豊かな社会がある。