年末・年始のごあいさつ 2018 – 2019

2018年もお世話になりました。本年のごあいさつです。

ヘルシンキ大聖堂(Photo by Daniel Spase on Unsplash

2018年レビュー

1. 政治・経済

昨年のごあいさつでは、トランプ政権の誕生を受けて、東南アジアの中国へシフトを予測していました。カンボジアに行き、それを実感しました。

2018年も、トランプ劇場な1年でした。まさか、金正恩がシンガポールに来るとは思っていませんでした。関税の引き上げで多くの企業が影響を受けました。

平成を振り返る論考を数多く目にしました。私にとっては、中国の復活です。平成元年の天安門事件に始まり、平成31年に米中衝突で終わる。大学時代に大連経済開発特区を視察し、長銀に入行して、中国のポテンシャルをいろいろ話したのですが、誰も耳を貸してくれなかったのを覚えています。

2.仕事

 幹部研修の仕事も定着し、人事のお手伝いも増えた年でした。19年ぶりに欧州(オランダ、スウェーデン、フィンランド)を見れたのは、大きな収穫でした。

3. 個人

 24年ぶりにアンコールワットに行きました。アジア経済の四半世紀変化は、ここに行けばわかります。

また、大学の恩師、西川潤教授が亡くなられました。私の目を日本の外に向けてくださった方で、改めてその教えを振り返りました。

2019年

1.政治・経済

トランプ劇場が続くと予想します。権威主義的な政府とポピュリスト的な政府が増え、G20の収拾がつかなくなるのではないでしょうか。米中が揉めると、欧州とインドが接近して漁夫の利になる気がします。
経済は調整局面に入ると予測します。 日本は、民主主義と自由貿易を共有できる国との関係を大切にすることになるでしょう。

2. 仕事

欧州の仕事をやってみたいと思いました。日欧EPA発効やBREXITより、もう一度、欧州市場に注目する企業が増えるのではないでしょうか。 久々にこの地域が面白くなりそうです。

3. 個人

50歳になって、本格的に身体が重くなってきました。これをなんとかします。

良いお年をお過ごしください。