シンガポールが独立したのは、1965年。当時の一人あたりGDPは517ドル1。日本はその1.92倍だった。

日本からシンガポールへの政府開発援助(無償+有償+技術援助)は1972年には、90億円にもなった(AIに聞いた数字で確認してません)。その後、シンガポールは発展し、1996年には、日本との一人あたりGDP倍率は1.49まで縮小。OECD開発援助委員会リスト・パートIIとなり、政府開発援助の対象国から卒業した。
と、ここまでは政府開発援助の主旨からいえば、素晴らしいものだった。国民の税金を国民でなく外国人に使うのであれば、費用対効果の分析は厳しくならざるを得ない。援助したのに、そのまま汚職政権に渡っただけなら、見直しは必至だ。シンガポールのように卒業し、独り立ちしてくれるのは、模範国とも言える。
しかし、問題なのは、日本が失われた35年に入ってしまい、日本の一人あたりGDPがシンガポールの3分の1になったことだろう。絶対的な水準はさておき、シンガポールから開発援助をもらってもおかしくない相対的な水準だ。
責任ある積極財政どころか、お金の使い方を根本的に見直さないといけないのではと思えてくるチャートだった。