上海株は下げて始まり、 4年2カ月ぶりの安値となりました。今年最大のタイトルマッチは、米中の株価になりそうです。下のチャートは、トランプ大統領が選出される直前の2016年10月を基準としたNYと上海の株価の比較です。
NYダウは、18千ドルから26千ドルへと4割以上上昇。FRBの4度の利上げで18年末に下げたものの、2016年10月と比較すれば、まだ2割以上高い水準にあります。
一方、上海総合は、2017年こそ横ばいで、2017年末は3,307。アメリカの3度に渡る関税引き上げにより、25%ほど下げ、2,465まで売り込まれました。現在の時価総額が4兆ドルとすれば、1兆3770億ドル(150兆円)ほど吹き飛ばしたわけで、影響gでないわけがありません。
この「ワニの口」から見ると、2018年の我慢比べは、中国に不利だったようです。輸出に頼った成長に限界が見えた年でした。しかし、2019年もワニの口が広がり続けるとは思えません。アメリカも返り血を浴びるでしょう。
上海もNYも共倒れとなるのか。はたまた、トランプ大統領が手打ちをして、双方反発するのか、注目です。