【本】「原因と結果」の経済学




「原因と結果」の経済学

中室牧子、 津川友介 ダイヤモンド社 2017/2

「学力」の経済学の著書による、「因果推論」の本。、如何に相関関係しかないものを因果関係と見誤らないかを説明しています。2017年「ベスト経済書」第1位エコノミストが選ぶ経済図書ベスト10で、第9位。

扉は、Ralph Waldo Emersonの言葉。

Shallow men believe in luck. Strong men believe in cause and effect.

因果関係と相関関係の差を理解する例として示されているのがメタボ検診。検診を受けた人が長生きするというのは、因果関係か、相関関係か。それを見分ける技術を習得するために、様々な概念を学んでいきます。「反事実」、「ランダム化比較試験」、「トレンド」を取り除く「差の差分析」、実験をまねる「擬似実験」、「操作変数法」、「回帰不連続デザイン」、「マッチング法」、「プロペンシティ・スコア・マッチング」など。

勉強になりました。