鈴木 貴博 講談社+α新書 2017/8
経営コンサルタントの人工知能論。これから人工知能に代替される仕事を個別に解説しています。時間軸が思い浮かぶようになりました。
大きなメッセージは、単純作業というよりも、頭脳労働が先に代替されるということです。ファンドマネージャー、トレーダー、パラリーガル、外来医師など。 次に驚くのは、オックスフォード「雇用の未来」からさらに、無くなる仕事が増えていること。
ロボットとAIが引き起こすテクノロジー失業についてのこの予測が、2015年に花開いたディープラーニングの急速な真価を十分に織り込んでいないためだ。2015年を境に、AIの開発スピードが一段階前に進んでしまったために、仕事消滅についての未来予測の前提がひっくりかえってしまったのだ。
p.94
まさに、日進月歩。科学者や芸術家の仕事も、AIが代替する未来を予測しています。私(経営コンサルタント)もウカウカしてられません。
失業対策として、最低賃金に相当するものをロボットにも求める提案をしています。
社会的な影響としては、ペットが失業すると触れている下り。産業革命時に馬が絶滅危惧種になってしまったように、人工知能によって、ペットも激減するかもしれませんね。
では。