【本】英語の品格

英語の品格

品のいい英語とは何かを教えてくれる本。中学から英語を学び始めて36年。未だに、どうにもならない壁があるのを感じています。しかし、この上品な英語を話さなければ、アポイントが取れないし、商談もまとまりません。海外で働くと痛感することのひとつですね。

 英語は非常に複雑で、外国語として本格的に学習する場合、最も難解な言語のひとつであると言われています。p.188

たしかに、中国語と違って、一つの言葉がいろんな意味持ってますし、スペイン語と違って、文字と発音が一致しないことが多いですよね。

 英語はゲルマン語派に属し、ラテン語、ケルト語、古ノルド語、そしてフランス語などに影響されています。英語の語彙が圧倒的に多い理由は、そういったいろいろな言語からで消え入る雑種だからです。1万語覚えていてもネイティヴでは10歳レベルです。(中略)ネイティヴの聖人は一般的に2万~4万単語の語彙量があります。p.61

未だに、時制を間違える私にとって、仮定法は未だに悪夢です。英語以外でハッとしたのはp.97

 日本の会社で働いたことのあるアメリカ人は異口同音に「会社に感謝されていないと感じる」と言います。それはなぜでしょうか。日本人は、評価するときに問題だけを指摘するからです。

具体的な表現としては、p.164の品のない英語への対策が役立ちました。学校では、damnとか教えてくれないので、darn で止めとけとか教えてくれませんので。

人工知能が発達すれば、翻訳は格段に楽になると思いますが、各自の知的努力を測る意味で、語学の重要性は変わらないと思いました。

では。