わが投資術 清原 達郎 2024 講談社
元タワー投資顧問運用部長の投資論。咽頭がんで声帯を失っていたのですね。後進を育てようという本気度が伝わってくる本でした。
個人的には、大型株と小型株投資をあまり意識していなかったので参考になりました。コングロマリットは分析が難しいというのは、その通りだと思います。小型株は経営者が9割というのも、そのとおりかと。
貸借対照表を見て、最低限の価値を見定めた上で投資しているのも印象的でした。ネットキャッシュ比率と読んでいますが、ここはバフェット氏と同じですね。
四季報を読むって、なかなかできないことです。つい、オランダやアメリカの企業に目移りしがちですし。
具体的な銘柄をあげて、失敗談もそのまま書いていました。失敗からどれだけ学べるかた重要というのは、投資でも同じなのですね。
では。