すごい会議
大橋 禅太郎 2005/6 大和書房
会社に入って会議が好きになる人は、少ないと思いますが、これほど時間をとられるものもないですよね。
会議の効率を上げる手法は、いろいろありましたが、この本の手法は、ポイントを抑えていていいと思います。
良いところを指摘することから始めるというのは、「Post Mortems」の手法と重なりますが、基本ですね。参加者を主体的にする数々の手法は、コーチングと共通するところがあります。
筆者は、議題の設定を「どのようにすれば?が良くなるか」とすることを薦めています。確かに、クイズ番組は、自分がお金をもらえるわけではないのに、人間は考え始めてしまいますよね。
そこから、コミットメントに落とし込む作業は、シックスシグマなどに似ていると思いますが、簡略化されていて、好感が持てます。たしかに、シックスシグマのようにきめ細かにやらなくても、通常の会議であれば、ToDoリストで大丈夫なんですよね。
印象に残るのは、「人はチャレンジされたがっている」という言葉です。サラリーマンをやっていると、つい忘れがちですが、確かにそうですね。
では。