家族類型と国家元首

40歳が社長になる日』は、国によって難度が異なるのでしょうか。G20の19カ国のリーダーを調べてみました。最高権力者に就任した時の年齢は、単純に就任年から誕生年を引いたものにしました。各国の家族類型は、正確さに掛けますが、目安ま

で。家族類型別にまとめると、右表の通り。19人は平均57.2歳の時に国を率いています。

意外なことに、一番若いのが、直系家族。安倍首相とメルケル首相が若くして首相になっているんですね。韓国がイレギュラーな大統領選挙でしたので、これを除くと、51歳。ひとつの教訓は、直系家族では、カリスマが若い世代を指名すると、一気に若返るということです。言われてみれば、息子が継ぐというヤツで、直系家族では定番。それができな大企業は、さまざまな仕組みづくりが必要なんですね。それでも、40代はゼロですが。

次が、平等核家族。40代がフランス大統領、メキシコ大統領と2名います。ブラジルの大統領は緊急避難とみなして、除くと、50.3歳になります。カナダの大統領も、フランス語圏とみなせば、平等核家族な文化と言えるかも。個人の自由を認め、兄弟間であっても平等に扱う文化では、若いリーダーが出やすいのは納得です。

ちょうど、『ローマ人の物語』読んでますが、紀元前から、武将を話し合いで決めてますね。「お館様」の一族に着いていく日本とは好対照です。

なぜか最下位は、絶対核家族。若いイメーijがあるのに意外です。米英の社会の分断が、年長者をリーダーに求めたと思うと、重たい数字であります。

共同体家族は、権威を重んじるだけあって、重厚な(年長者の)リーダーを選んでますね。

では。