「予約は?」
四半世紀ぶりの北京。真っ先に天安門広場に向かったが、警官に止められた。ネットで予約しないと、ここから先に進めないという。
東京ドーム10個分もある区域に警官を配置し、入場制限するのは尋常ではない。私が初めて北京に来たのは1990年。天安門事件(1989)の後ですら、天安門広場には自由に入れた。
毛沢東が天安門広場を造ったのは、人民を団結させるためではなかったか。現在の共産党幹部は、人民に団結してもらっては困るようだ。
ウクライナ戦争の停戦の協議が進んでいるが、西側の航空会社は、ロシア上空を飛行していない。アムステルダムから東京への直行便はKLMのみ。所要時間13.5時間。ビジネスは5千€(80万円、1€=160JPY)。
一方、中華系の飛行機は、最短距離のロシア上空を飛んでアムステルダムと北京を結ぶ。所要時間は10時間。56歳のおじさんに3.5時間は大きい。

日本の航空会社は、ロシア上空の飛行を禁止されない。全日空のストックホルム→東京の航路は以下の通り。13.5時間かかっている。

私が登場したアムステルダム・北京便はほぼ満員。KLMのコードシェア便であり、欧州と中国の交易は回復しているように思える。
トランプ政権が新たな世界秩序を打ちだした。日本はいつまで「遠回り」を続けるのだろうか。