New York Times が今年行くべき52ヶ所を発表しました。

52 Places to Go in 2025
Where will the new year take you? Kick-start your travel plans by selecting favorites from our annua...
特に基準はなく、同社のネットワークから上がってくる情報から選抜しているのだと思います。反響は凄まじく、執筆した記者をTBSが取材してますね。
こういう企画は、Financial TimesもThe Economistもやっていました。クリスマスが終わったら、夏のバカンスに行くところを探すというのが、毎年恒例になっているのだと思います。オランダに住むようになってわかったことは2つ。
ひとつは、本当にみなバカンスを取るということ。トラックの運転手だろうと、美容師だろうと数週間の休みととって国外に旅行に行きます。ずっとひたすら働いている自分が情けなくなるほどです。
子どもも連れて出かけていくので、もう、小さい頃から「当たり前」の習慣なのですね。
もう一つは高級紙の読者です。欧州は階級が分かれています。今回のおすすめ旅行先に、イギリスのフロー・カントリーが選ばれていました。グラスゴーからさらに車まで5時間かかるところです。NYTの読者は世界の主要都市には行っているので、こうした「知らなかった」ところも選ばれるのでしょう。私も65カ国行ってますが、ついつい読み進めて、行きたくなる先がありました。
欧州人が多国籍企業をうまく経営できている理由の一つがここにあります。欧州に生まれた時点で「Born to be multinational」ですが、さらに世界のいろんな国に子どもを連れていき、英才教育をしています。
日本の若者が海外旅行に行かなくなって久しいですが、大人が子どもたちを連れて歩かないと、日本の将来も明るくならないのでは?と記事を読み終えました。