
昨年帰国した際に、食品の値段が上がっているのに驚きました。久々に夏に帰国したので、梨を食べようと思ったら、高くて諦めてしまいました。
消費者物価指数を見てみると、確かに生鮮食品は上昇しています。現代人はスマホにお金をかけます。そこが2020年に比較すると2割以上下がっています。日本では借家人も守られているので、毎年、賃料値上げともならないですね。そうしたことが重なって、年率2.5%の物価上昇とかになっているわけです。
日銀が政策を決める際にコアコア(生鮮食品およびエネルギーを除く)を重視するのは、この2つが季節変動や外的要因で急変するからですね。しかし、今回の生鮮食品の値上がりは、同じ用に見ても良いのでしょうか。私は、明らかに円安のせいだと思いますが。
スイス(CHF)/ドイツ(EUR)国境の人たちは、為替が振れると隣の国までガソリン入れに行きます。為替相場は生活に直結しています。日本の消費者は、もっと円安に怒ってもよいのではないでしょうか。
日銀は、国会議員や財務相に弱いので、国債引受に強く異議を申し立てず、国民の関心の薄い円安を放置しているのでないことを祈っております。