カタルーニャの独立宣言を読んで、家族類型を思い出しました。
スペインの首都、マドリードが、平等核家族に対し、カタルーニャは、直系家族。価値観が合ってないので、単純な取引で落とし所をさぐるのが難しいと想像します。
マドリードは、平等であることに重きを置きます。カタルーニャが豊かであれば、他の地域に分配するのが自然と考えます。パリやローマも、これに近い。しかし、カタルーニャは、直系家族。権威を認め、モノづくりに価値を置き、遺産は父親から長男に継がれる芸風。
ルノー傘下に入った日産のような関係で、日産の調子が悪い時には、ルノーの言うことを聞くでしょうけど、自分でやっていけると思ったら、日産という「イエ」を守りたくなってしまうのではないでしょうか。
今のところ、EUから冷たくあしらわれていますが、同じ直系家族な国である、ドイツ、オーストリア、チェコあたりが同情的になると、流動化するのではと思っております。
同じく独立問題を抱えるスコットランドを見てみると、ロンドンが絶対核家族なのに対し、直系家族。ナショナリズムの傾向が強くなれば、直系家族な地域がより敏感に反応するということでしょうか。
では。