Google Trends と選挙

選挙ネタでもうひとつ。下図は、グーグル・トレンドによる、アメリカ大統領選3候補のチャートです。

 

検索数の推移

検索数の推移

驚くのは、オバマが一貫して、ヒラリーも、マケインも上回っていることですね。

2007年度中は、(一年前からやっているというのも、すごいことですが)ヒラリーとオバマが競っていましたが、2008年に入って、その差がいっきに開きます。ヒラリーの検索数は、マケインと変わりませんので、むしろ、こちらが普通で、オバマが異常だったのではないでしょうか。

ヒラリー候補は、予備選撤退以降失速。マケイン候補の検索数が一気に伸びますが、オバマ候補がそれを上回ります。特に10月以降の検索数は、異常ですね。下段のニュース参照数では、それほど差がありません。メディアはまだ報道の公平性に配慮しているのに、一般の人の関心は素直というところでしょうか。

このチャートが意義深いのは、検索数は、ネット献金者の数と比例しているだろうということです。テレビ視聴者がリーン・バックな人たちであるのに対し、ネットでわざわざ検索するというのは、政治に強い関心がある人たちだと思うからです。これが、政治資金というパワーに転じるのですから、これからの政治家は、この指標を無視できなくなるのではないでしょうか。

ちなみに、麻生vs.小沢は、こちら。

 

ネット検索数推移: 麻生 vs. 小沢

ネット検索数推移: 麻生 vs. 小沢

さて、日本は、どうなることでしょう?

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