北朝鮮がアメリカと戦争する日
香田 洋二 幻冬舎新書 2017/12/14
元海将の東アジア分析。昨年末に出版された本ですが、今の東アジア情勢を読むのが如何に難しいかがわかる本ではあります。米朝関係については、一次情報から、予測できる人がいないのでしょうね。5月の米朝会議が決裂すれば、本書の予測するような事態が起こる可能性がでてきます。
一方、日本の自衛隊の世界観がわかる本でもあります。たとえば、中国が南シナ海に建造している人工島の分析 p.159
両刃の剣になりかねません。普通の空母は、敵の攻撃をしのげなければ、被害により沈没し、再利用できません。これに対して「不沈空母」は、大被害を受けて兵士や兵器が全滅しても、沈まずに海の上に残ります。敵はそれを占領して再整備した上で自分の基地といて再利用するでしょう。
私は軍事的な知識に縁遠いので、今後も情報収集していきます。