【本】シゴトタビ 日経ビジネス インドネシア

シゴトタビ 日経ビジネス インドネシア

日経BP社 2014/11

いままで存じ上げなかったのですが、「地球の働き方」は、日経BPが出してました。私は、仕事で他国を訪れる時は、Lonely Planetで情報収集していたのですが、最初からビジネスに特化したガイドブックがあれば、それに越したことはないですね。

情報も的確で、2泊3日の出張者がカバーしなければならない情報をコンパクトにまとめています。コンテンツはデジタル化して、データベースを月1万円ぐらいで法人に販売すれば、市場調査のエントリー・マーケットをある程度取れるのではないでしょうか。これから、日経本体も、アジアの都市に記者を増やしていくと思うので、他の出版社では追従できないのでは(日本語圏ですが)?

シリーズ化して、時系列が比較できるようになると、各国の市場の変化を紙媒体で見れるようになると思います。灯台下暗し。意外なところに、商売のネタは転がっていますね。

本書の中で、ローカルのコンビニ観を聞いたインタビューがあり、日系の限界を鮮やかに指摘しています。

2015年には、日系の苦戦を伝える記事が日経に掲載されています。

日系コンビニ苦戦 インドネシアで「3つの壁」 :日本経済新聞

日系コンビニ苦戦 インドネシアで「3つの壁」 - 日本経済新聞
インドネシアで日系コンビニエンスストアが苦戦している。2009年以降、大手が相次ぎ参入したが、ローソンは店舗数がピーク時からほぼ半減。セブンイレブンやファミリーマートも店舗を増やせずにいる。一方、現地の大手2社は店舗数がともに1万店を超え、...

パブリックな情報で、諜報活動ができるよい例ですね。

では。