ウィニング 勝利の経営
ジャック・ウェルチ 日経 2005/9
ご存知元GE会長の経営指南本。
伊藤忠の丹羽さんの本の表紙は、外苑前駅の階段を昇ってくる写真でしたが。ウェルチ氏の表紙は、満面の笑み+黄色ですね(笑)。表紙だけでも、日米の経営スタイルの差が出ているように思います。
この本を読んでいると、社長の怒られっぱなしのような気になるのは、私の気が弱っているからでしょうか(笑)。20年も社長をやった人は、引退した後も社長なんだなと思いますね。
中身は、これまで、さまざまな書で取り上げられていたことを整理したもので、真新しさはありません。世界の公演旅行で質疑応答を受ける過程で、あらためて、様々な経営ノウハウがうまくまとまったのだと思います。
それにしても、経営者というのは、実に多くの決断をしなければならないんですね。人事、採用、昇進、企業買収などなど。たしかに、戦略を机の上で考えている時間がないほどではあります。
戦略についてじっくり考えるより、からだを動かせ。
というのも、理解できます。
では。