デービッド・アトキンソン 東洋経済新報社 2016/12
日本の生産性の低さを様々なデータを元に検証しています。一人あたりのデータでは、
- GDPが27位
- 輸出額は44位
- ノーベル賞も39位
日本型資本主義は1977年以降、基本的には人口激増による人口ボーナスの恩家を受けながら伸びてきた経済モデルだということです。p.4
過去20年間の停滞は、人口オーナスによるものだということですね。
生産性を上げるのは、労働者ではなく経営者の責任です。世界一有能な労働者から先進国最低の生産性しか発揮させていないという日本の経営の現状は、いかに現行の日本型資本主義が破綻ているかを意味しています。p.5
東芝のニュースを読んでいると、反論しづらいですが、日本生産性本部の報告書は、こちら。
http://www.jpc-net.jp/intl_comparison/intl_comparison_2016.pdf
労働生産性は、もう少し複眼的に捉えるべきだと思いますが、経営力を上げる必要があるのは、そのとおりですね。
では。
参考
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/197822