夏まゆみ サンマーク出版 2014/6
夏先生のリーダーシップ論。今年イチオシ。途中で、宗教本と思うような信念にもぶつかりますが、圧倒的な指導例で通常のビジネス書として読めます。
本書の問題意識は、
最初は、ほとんど差のない人の実力の差がつくのはなぜか。
ということ。「エース」というキーワードをめぐって、考えていきます。
エースの要素は、
- 自己を確立し
- 自信を持ち
- 前に向かって進む p.26
こと。
成長するための「正しい習慣」が身についているのがエースなのですね。
一方、エースは群れない というのも、考えさせられますね。
指導者として、言葉の力にも触れています。
「目からビーム、手からパワー、毛穴からオーラ!」
というのは、具体的で、わかりやすいです。
エースの見抜き方というのも、興味深いです。
踊りも下手、歌も下手だけど、この子には何かありそうだ。この子をたたいたり、削ったり、野放しにしたり、放り投げたり、抱きしめたらい、いろんなふうに料理したら、何か跳ね返ってくるものがあるんじゃないか p.25
前田敦子さんを合格した時の著者の言葉です。
一方で、宝塚出身者や志村けんさんなど、大御所の仕事に取り組む姿勢にも触れています。p.49 初心忘れるべからずということろでしょうか。
では。