この国を出よ
大前 研一, 柳井 正 2010/9 小学館
21世紀の在野精神論。今は、野に在る=海外で戦うと心得るべし。
両氏の主張は、これまでの著作の延長線上にあります。むしろ、自由競争の信者同士ということもあり、主張がシャープになっています。「Noといえる日本」同様、流れを変えようとする時には、中身はともかく、影響力のある人が声を揃えることが有効です。
興味深いのは、柳井さんが、後継者の育成失敗を認めているところ。私の考えでは、日本経済の行き詰まりは、「直系家族の罠」 にハマっているためで、ユニクロもその例外ではないのが逆にわかって面白いところです。
では。
Amazonの書評を読む