先進国の債券市場の緊張感が高まっています。

9月8日のフランス内閣信任投票を前に、10年債利回り上昇が止まりません。
債務は、個人から政府に移っていきます。個人が住宅ローンを払えなくなれば、夫妻は住宅ローン会社(民間企業)に移ります。民間企業が破産すれば、債務は銀行へ。銀行が破綻すれば債務は国に付け替えられます。
長銀が公的資金返済に四半世紀かかったことを鑑みれば、より大きな組織に債務が付け替えられるたびに、影響が大きくなるのは明らかです。
イギリスの単年度財政収支と債務残高のGDP比をチャートにしてみました。

こちらも、リーマンショックの後とコロナ後に政府の債務残高が急増したのがわかります。EUを離脱したから政府債務残高が60%以上になっても大丈夫とはなりません。
民主主義の良いところは、国民の意向が政府にすぐ反映されることですが、国債の管理は苦手ですね。眼の前にいる有権者には逆らえなくても、将来の有権者は無視できます。