間宮兄弟
原作 江國香織
監督 森田芳光
出演 佐々木蔵之介、塚地武雅(ドランクドラゴン)、常盤貴子、沢尻エリカ
塚地さんが、キネマ旬報ベスト・テンの新人男優賞を取っていたのでみました。この女優陣であれば、いろんな映画が撮れると思うのですが、ストーリーは、日常生活を淡々と描いていて、これが劇場での上映に耐えられるのかと思うほどでした。
銭湯でコーヒー牛乳を飲む場面など、理屈ぬきに笑えるところもあるのですが、エンディングどうするのかなと心配してしまうほど、密度が薄い作品になっています。
幼い頃と同じように遊ぶ兄弟は、あまりいないと思うのですが、見終わった後は、なんで兄弟はそれぞれ独立していくのかなと考えたりします。
一方、3人の女性を見ていると『阿修羅のごとく』を思い出します。それぞれの性格・立場はことなりながらも、怖いぐらいに自分の「生」に貪欲な女性たち。ありえない兄弟という鏡に映すと、それぞれの個性が見えてくるから不思議です。
森田監督のインタビューを読んでみたくなりました。
では(^^)/^