1億稼ぐ「検索キーワード」の見つけ方
滝井秀典 2006/4 PHP研究所
Yahooで1日に検索されるキーワードは、1876万種類なんだそうです(日経ビジネス #1314)。スゴい数ですけど、その中に、眠っている売上げにつながるキーワードを探せといのが、著者の主張です。
豊富な実例に基づいて、わかりやすく書いており、オススメです。たとえば、「ウォンツ商材」(アパレル、嗜好食品、ジュエリー、雑貨)は、そもそも、自分の希望を言葉にしにくいので、キーワード検索経由で売りにくいというのは、言われてみればその通りですね。Googleに代表される検索エンジンの進化が、ビジネスをここまで変えたかと痛感します。
面白いなと思ったポイントは、以下の通りです。
P.50 メールアドレスを大量に取得して、接触頻度を高めることで売れる時代はとうの昔に終わってしまっている。最近ではメール広告や懸賞サービスでお客を集めるのに1件100円以上かかる。
P.51 反応率のよいメールマガジンでも、無料登録者を新規顧客にさせる転換率はせいぜい1%。
メルマガを配信してから新規顧客に転換させる確率も、1%をきることが非常に多くなっている。
P.57 通販の顧客獲得コストは、5?30千円。
p.60 アフィリエイトで購入してもらえる確率は、1万分の1。
P.66 お客がクリックする確率と、そこからホームページで購入する確率は、ほとんどきまっている。
P.70 広告の反応率は、「広告媒体の信用度」によって明確に変化する。
P.72 Yahooに一位表示してれば、どんなキーワードでもクリック率は2?20%で、コンバージョン率は0.1%?2%。
P.82 「10%、1%」のロジックが成り立つ条件
・オーバーチュアで1位表示すること
・検索キーワードが10万件以下のニッチキーワードであること。
・商品の単価がB2Cで3万円、B2Bで30万円以下であること
・具体的な言葉であること
・ホームページと商品のつくりが良いこと
・「売れる言葉」であること
P.86? 「売れない言葉」
「ウォンツ商材言葉」キーワードマーケティングで売れる商材は、圧倒的に「ニーズ商材」(必要性があって初めて購入する商材)の独断場
「悩みが浅い言葉」、[知られていない言葉」、[他人の固有名詞」
P.102? 「クリティカル・キーワード」
「タウンページ言葉+地名」、「問題発生言葉」、「秘密にしたい言葉」、「業界専門用語」、「マニアックな趣味言葉」、「インターネット言葉」「教育言葉」
P.137 最もお金になりやすいのは「アクション言葉」(調査、相談、対策、吸引、代行など)
では(^^)/^