男のためのアンチエイジング(2)

 先日紹介した、クリニックモリとシニアコミュニケーションが、AERAに出てますね。
11月28日号 p.54?
「男たちを蝕むアンチエイジング」

 ま、「蝕んでいる」かはともかくとして、日本も高齢化社会に入り、男性についても、外見を気にせざるを得ない時代になってきたということでしょうか。以下、長いですが引用です。

 東京・赤坂見附のクリニック。ヒーリングミュージックが流れる部屋で、化粧品会社を経営する男性(55)がリクライニングチェアに横たわり、点滴を受けている。病気の治療ではない。点滴の中身は、ビタミンB2、ビタミンC、骨盤エキス、にんにくエキス…。加齢臭を抑え、美肌効果もある「美容点滴」だ。
 このままではまずい、と男性が思ったのは数年前のことだった。ある朝、ベッドで目覚めると、自分の身体から汗と脂の混じったようなにおいがした。子供のころ、父親のベッドにもぐりこんだ時に漂ってきた加齢臭と同じ。そういえば、目の下にくまや おなかについた贅肉、猫背も気になる。経営者として、老化は大敵だ。
 危機感を感じて今夏、アンチエイジング医療を実施している美容外科「クリニックモリ」を訪れたのだ。脂肪吸引の手術で若返りたいと森文子院長に相談すると、
 「体の外だけでなく体の中の健康と美容が大切」
 と、美容点滴を進められた。以来10日に1回ほど通っている。肌のつやがよくなり、ストレスも減ったようだ。
 「私によって、点滴は若さを保つための武器です」

 65歳から再就職ということが、当たり前になった時、顔のシミとか加齢臭で、ハンデがつくのであれば、フツウのオジサンも考えますね。

 前出のクリニックモリの森院長も、今年6月に開業して、びっくりした。女性患者が大半だろうと思っていたのに、男性患者が6割にのぼったからだ。目立つのは60代以上。「病院っぽくて怖い」という声に応え、看護師の制服を白からピンクに変えた。
 男性の多くが求めるのは、疲労回復、美肌、解毒、加齢臭抑制などに効果がある美容点滴の調合やサプリメント処方のほか、シミ、シワ、イボの除去や垂れ下がったまぶたを持ち上げる眼瞼下垂手術、病気を予防するための遺伝子検査などだ。

 これは、先日のブログで触れたことでしたね。

 月に4?5万円投資
 どうしてその年齢まで放置したの、と言いたくなるようなケースも少なくない。
 「男性は女性のように月経や出産がなく、涙を流すことも少ないため、体を浄化できる機会が女性より少ない可能性があります。詰めや髪の毛を分析すると、体の老廃物である有害金属が女性より多い傾向がある。だが、男性はあまり鏡を見ないし更年期症状が女性に比べて急激に出にくいので、老化に気づくのが遅いんです」(森院長)

 こういうのは、女性のお医者さんに見てもらわないと気づかないことかもしれません。

 昨年、運輸会社を退職した60代後半の男性が同クリニックを訪れたのは、同世代音知人が定年退職後、囲碁のことしか話題がなくなり、めっきり老け込んでしまったのを見たからだ。名刺がなくなっても、気持ちも見た目も若々しくいたい、と思った。
 若いころ、マリンスポーツで日焼けし放題だったからか、顔にはシミがたくさん。月に1回、レーザー照射によるシミの除去と美容点滴を始めた。自己投資だと思っている。自宅で飲むサプリメントも、ビタミン、カルシウムに、抗酸化作用があるコエンザイムQ10を加えた。
 「20年、いや10年でも早くアンチエイジングを始めていれば、ずいぶん違ったでしょうね」

 最後のヒトコトは、他人事とは思えませんね。この例を見ていると、一般消費財のマーケティングをに対する考え方を変えないといけないと思います。

 では(^^)/^

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