開戦から半年が過ぎてしまいました。停戦の兆しは見えません。
どの国が影響を受けたかと思って、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS, 5年)の変化をみてみました。
ロシアは値がつかないということですね。ウクライナも悪化しましたが、トルコの方がひどいのですね。実は黒海周辺国全般におかしなことになっていました。
きな臭いのはイタリアですね。エネルギーをロシアに頼っていたこともあり、政治が混乱しています。ウクライナと国境を接しているポーランドよりも、信頼されておりません。
イタリアに進出している日本企業は、この信用リスクの高まりをどう経営としてヘッジするのか考えどころです。
日本からフィンランドまでの先進国は、少々悪化しただけになってますね。アメリカは、ウクライナから遠く、資源もあるので、納得の数字ではあります。
しかし、他の先進国は、地政学的なリスクを過小評価しているのではないでしょうか。
日本は、ウクライナと台湾を重ねる見方から、様々なコストが上がることでしょう。利払いにはマイナスなはずです。
欧州のインフレは深刻で、確実に可処分所得を削っていきます。我が家の家賃も値上げになりました。財政は悪化するでしょう。
中国だけが、信頼が高まっているのが、なんとも皮肉なことです。
では。