先日、ラッフルズプレイスを歩いていたら、路面店が空いていました。この3年ほど、地価が下がっていると思っていましたが、ついにここまで来たかと思いました。
URAが発表する住宅価格の指標を見ると、リーマンショック後の95を底に2013年3Qには、154まで上昇しましたが、そのごダラダラと下げています。
シンガポールは、外需依存が高い国で、貿易が増えると元気になります。今は、タンジョンパガーのコンテナ港を見ても、青空が広がるばかりです。かつて、コンテナが所狭しと積み上げられ、空が見えなくなるほどだった2011年あたりとは比べ物になりません。
さて、住宅価格は2017年も下げ続けるのでしょうか。コンテナが動けば、造船会社が儲かるだろうということで、SEMBA Corp の株価を重ねてみました。同社の株価は、2007年2Qに5.70SGDをつけます。住宅価格のピークは、その4四半期後。
次に底打つのは、2008年4Q。あまりに急激な調整だったからか、住宅価格も2四半期後に反転します。
次のピークは、2011年1Q。住宅価格の上昇率は鈍化するのですが、下落に転じるのは、10四半期後。ここは、シンガポールの実需というよりも、中国本土からの投資家が買い支えたのではないでしょうか。
その外部からの投資も剥げ落ちると、2013年3Qから反落。下落相場は4年目に入っています。
気になるのは、SEMBAの株価。6年間の調整の後、ほぼ底値に見えますが。。。2016年3Qが底だとすれば、2四半期ぐらいで、反転のキッカケを掴んでもおかしくないですが、水準が高いままなので、まだダラダラいくでしょうか。引っ越しをするなら今かもしれません。