日下公人さんの講演を聴いてきました。「安倍内閣の課題」というテーマでしたが、余談も含めて非常におもしろかったです。
日下さんは、安倍さんを評価していました。なぜなら、根本的な問題を優先的に取り組んでいるからです。憲法改正、自衛隊の省への昇格、公務員法改正など、国家の骨組みに係る議案に取り組んでいます。
温家宝首相は、孔子学院に行きましたが、石平氏の『私は「毛主席の小戦士」だった―ある中国人哲学者の告白』を紹介してくれました。文化革命期に孔子と儒教を弾圧した中国共産党が、孔子を普及させる矛盾。孔子の文献保存と研究では日本が進んでいるのに、「教えてあげましょう」とは、厚かましくないかと(笑)。
情報は、評価が大切ということで、スターリンの話をしてくれました。第二次世界大戦中、ヒットラーが攻めてくるという情報があちこちから上奏されるのを聞いて、スターリンは、これだけあちこちから情報がくるということは、ドイツの謀略に違いないとして、レニングラードを動かなかったとか。組織のトップともなれば、情報を評価する力が必要なんですね。
ほかにも、面白い話が満載でしたが、このぐらいで。
では(^^)/^
【参考】
・日下さんのコラム(日経BP)