なんとなくナショナル

戦後70年をリードしてきたアメリカとイギリスが転機を迎えています。
brexit

戦後の世界秩序を決めたのは、チャーチル首相とルーズベルト大統領でした。冷戦に入りましたが、パックス・アメリカーナと言われるほどの経済が成長しました。

戦後35年で、その陰りが見えた時に、サッチャー首相とレーガン大統領が規制緩和を断行しました。企業は国境を超えて中国にまで行き、日本がデフレになるほどモノが溢れました。

そのまた35年後の2016年、自由化を主導してきた両国が、方向転換するのを目撃しました。次の35年がどうなるのかは、ハッキリとは見えませんが、おそらく、nation を重視するのでしょう。

戦後2回のトレンド・セットでは、世界が英米についていきました。今回も、他国が追従することでしょう。その次の変化を私は生きて見届けることはできないかもしませんが、今日、起こったことの意味を追いかけていこうと思います。