教育の正体 国家戦略としての教育改革とは?
日下 公人 KKベストセラーズ 2008/11
国家の正体、お金の正体に続く教育論。ゆとり教育を擁護し、大正時代の教育に目を向けています。
教育が問題になっていますが、基本的な考え方は、こちら。
ところが現実には、税金投入にぶら下がっている人がたくさんいる。(中略)こういう手合いは教育を売る業者である。しかも市場では売れない教育業者なので、国家に買わせようとしている。p.23
教育の価値は、「転売」にあるとして、すかいらーくと商社の例を挙げています。
会社もお客に対して転売できない能力を買ってはいけない
教育が社会に与える影響としては、たとえばこちら。
私たち男は「美人を追いかけるな」と言われて育ってきた。美人を追いかけるような男は三流だと、子供のときから言われてきた。p.65
という考えもなくなり、学歴差別、容姿差別の時代になったとしています。
教育が質であるという例として、大正12年の大学数を示しています。
この人たちが全国民を引っぱって昭和の日本を世界最強国の一つにする動きをしたと思うと感無量である。連合艦隊をつくり、ゼロ戦をつくり、アジアの植民地を解放して独立させ、しかも日本構内は焦土と化しても、日本人の誇りを失わなかったのである。p.31
現在の大学数は750校、学生数280万人。学生数は、80倍にもなりましたが、日本をリードしているといえるのか。ポイントは、リーダー教育ですね。
では。