朝日新聞 2008/12/18 夕刊 p.11 「ネット時代の音楽表現とは」 という記事が掲載されています。坂本龍一さんのインタビューがあるのですが、このコメントが印象に残りました。
『著作権』以前の時代に戻った感じだ。考えてみれば、著作権という制度で音楽が守られていたのはたかだか100年余りの話。著作権は作り手を守るための権利として生まれたかと思っていたが、おおもとは、出版・印刷業者を保護する制度だった。そんな業者たちがあげる利潤のおこぼれで、作曲家が守られてきたともいえる。
ディスインターミディエーションは、いったん完了し、流通は効率的になりました。しかし、お金を配る人がいなくなり、作曲家がお金に困る事態になりました。音楽という畑に肥料をまく人は、今後誰になるんでしょう。
では。