引頭 麻実 日本経済新聞出版社 2013
日本航空再建の報告書。 破綻前は508億円の赤字。2年8ヶ月で再上場。再建後は、過去最高益を更新。経営が変わると、ここまで結果が変わるものかと、学びたくなります。
JALは、2010年1月19日に経営破綻し、2月20日に上場廃止となった。単位未満株も含め、約44万人もの株主が持っていた株券は紙くずとなり、金融機関などは5215億円の債権放棄を余儀なくされた。p.3
8月31日、更生計画案が裁判所に提出され、11月30日に認可された。(中略)翌2011年3月28日には更生手続きが完了する。申請から、わずか1年2ヶ月での手続き完了だった。p.4
始まりは、リーダー教育。管理者ではなくリーダーを育てることからでした。p.61
幹部研修で取り上げられたのは、経営12か条、会計7原則、6つの精進。
JALフィロソフィの制定。p.82
第3章は管理会計。部門別採算制度。ここが山でしたね。
その後の現場の改革などは、とても参考になりました。会計に使われるのではなく、使う。大切です。
では。