小寺 聡 山川出版2011/4
4大文明の参考書をあまり見かけないなと思っていたら、ありました。高校以来ですが、30年の変化を感じたのは、以下のところです。
4大文明に関するところは、ほとんど変わっていない。日本史が聖徳太子がいなくなったとか言われて戸惑うのに比べると、安定しています。
近代以降は、変更が。フィヒテとかシェリングが書いてありました。
資本主義のながれで、ロールズも出てきてました。
プラグマティズムもなかった気が。パース、ジェームズ、デューイ。ポパー。
キング牧師とか、アンネフランク、マザーテレサは無かったですね。
宮沢賢治とかジョン・レノンは、ご愛嬌。
ハーバーマス、フーコー、レヴィ=ストロースのあたりは、現代の部分が充実しているのを感じます。
ハンナ=アーレント、ウィトゲンシュタインとかでてくると、重たいですね。
日本の部分は、シンガポールで読むと、海外で知られていないことに気づきます。言葉の問題でしょうか。
では。