小川和久 文春新書 2017/7
軍事アナリストの東アジア分析。日米同盟が、中国と北朝鮮に対して機能してていることをデータで解説しています。
冒頭は、防大の武田教授と武藤教授のコスト試算(『コストを試算! 日米同盟解体』 )。
日米同盟のコストは1.77兆円。
自主防衛のコストは、25兆円。
この差が、日米同盟解体のコストを推定しています。
一方、この同盟は、米国にとってもメリットがあります。
日本列島は、米国の本土同然の戦略的根拠地である。日本の代わりに役割を果たせる同盟国は存在しない。p.18
敵基地攻撃能力などについても、具体的な数値をあげて検討してあり、参考になりました。
トランプ外交の次の一手に注目しています。