弁護士というお仕事
別冊宝島編集部・編 宝島SUGOI文庫 A へ 1-43 2008/7
毎日、司法の話題に事欠かないですね。本書は、初出が15年前の話ですが、今なお、司法を巡る空気を伝えてくれています。
宝島さんですから、「人間味あふれる」事例のオンパレードでして、いくらか割り引かなければなりませんが、司法試験を突破して、スマートなイメージのある弁護士が、実は地道な作業(Wait, Walk, Write)の積み重ねで事件にあたっているのがわかります。
特に山之内事件は、大阪地検の事件を前兆のようにも読めますね。山口組元顧問弁護士が、脅迫の疑いで逮捕。大阪弁護士会史上最高とされる弁護団が結成されて無罪になるのですが、検察側がこの事件で証拠として上げた録音テープは、編集されたものでした。
では。