大前研一 角川書店 2016/7
ビジネス・ブレークスルー大学のケーススタディ集。主な特徴はp.18。
1. 解決していない「現在進行形」の課題に取り組む
2. 「リーダーの立場」になって徹底的に思考する
3. ディスカッションすることで発想が広がる
古いケースを使う教授に厳しいコメントをしています。耳が痛いです。分析の要点は、p.26。
1. 情報収集は、「全体像」が分かるように行うべし
2. 情報収集と分析は「同時」に行え
3. 図書館とネットで「一次情報」にあたれ
4. ニュースを見る時は「自分の世界地図」を使え
5. 結論を導く時はフレームワークに頼るな
6. その企業・業界が抱える「本質的な問題」は何か
大前さんは、NNA、中央日報、新華社を毎日点検しているそうです。p.33。議論している企業は、以下の通り。
- ザ コカ・コーラカンパニーー新しい「ビジネスモデル」をつくる
- ローソンー正念場での「成長戦略」の描き方
- Uber-「急成長の痛み」に向き合う
- 任天堂ー変化に対応し「ヒット」を生む
- キヤノンー業界の危機、「生き残り」の戦略
- Xiaomi(シャオミ)-「ローカル企業」が世界一を狙う
- ゼンショーホールディングスー「ブラック企業」からの復活
- クックパッドー好調の裏に隠れた「真の課題」
- 日本経済新聞社ー「買収」をムダにしない戦略
- Airbnb-「法規制」と「成長」のジレンマ
- ニトリホールディングスー「最高益」の時こそやるべきこと
- 島精機製作所ーどうしたら「中国」に勝てるか
p.37 では、VAIOも論じていて、「アップルに買ってもらう」のだそとか。
では。