【本】エンゲージメント・マーケティング


原裕 マイナビ 2012/1

(株)メンバーズによるSocial Marketing本。同社は、無印良品、ANA、資生堂などを担当しており、具体例が豊富です。

ここで、エンゲージメントとは、顧客との「絆」 ソーシャルメディアを使って、いかに「のめり込み」を深めていくかが解説されています。中心となるのは、Facebookページ。「いいね!」ボタンなどのソーシャル・プラグインの自社サイトに導入。Facebook広告やチェックイン・クーポンの活用を取り上げています。ゲーミフィケーションについても触れています。
感じたことが2点。ひとつは、マス・マーケティングが遠のいていること。もうひとつは、SEOが体力勝負なところがあったのに対し、SMOは担当者の肌感覚が重要であることです。エンゲージメントを高めるコミュニケーションにしても、

  • 盛り上がりやすいネタを見逃さない
  • パーソナリティを感じさせる投稿
  • 連投はやめる
  • クエスチョン昨日の活用
  • 問いかけ→対話調
と、細やかな対応が求められます。

写真投稿について、独立項目になっているのも、興味深い点です。FacebookがInstagramに1 billion 払った意味がそこにあるのではないでしょうか。企業でネット担当になった方におすすめできる1冊です。
タイトルとURLをコピーしました