グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた
辻野晃一郎 新潮社 2010/11
週刊ダイヤモンド(2011.02.12号)でSONYが特集されていました。
特集2 SONYを去ったエース社員たちからの提言 ヤメソニーに訊け!!
本書は、辻野さんの回顧録。SONYは「直系家族の罠」の典型であり、日本の多くの組織が、SONYから学べると思います。
多数の人が力を合わせるには、2種類方法があります。市場と官僚組織。ソニーは後者であり、垂直統合の時代には官僚組織がフィットしました。21世紀になって、水平分業(市場)メリットがが垂直統合(官僚組織)のそれを上回ったとき、SONYは苦悩を始めます。横串を挿そうと機構改革をしても、文化は変わりません。本書では、その模様がインサイド・ストーリーとして、読むことができます。
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