メガリージョンの時代

Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2008年 05月号 [雑誌]Harvard Business Review 2008年 05月号にRichard Florida教授が、寄稿していました。光の集中度から、地域力を推定するものです。

光の集中度を経済価値に換算したところ、広域東京圏が世界最大のメガリージョンであることがわかった。その経済価値は、2.5兆ドルに及ぶ。

2兆ドル超のメガ・リージョンは世界に2つしかないく、第2位は「ボッス=ワッシュ」すなわちアメリカの東海岸、ボストンからニューヨーク、ワシントンDCに至る地域である。

日本は高齢化社会に入り、何かと景気の悪い話ばかりですが、都市単位でみれば、その潜在力は、まだあるとみるべきでしょう。教授は、経営資源について、次のような見方をしています。

アイデアや技術、コンテンツの創造を仕事とする人々を「クリエイティブ・クラス」と呼び、クリエイティビティが唯一有効な経営資源となる

クリエイティブ資本論―新たな経済階級の台頭現在クリエイティブ・クラスは、グローバルに見ると、20余りの地域に集中するようになっている

日本の地域活性に欠かせない視点ですね。こういう世界の動きに対して、どのようなポジション取りをするのかが問われるのだと思います。

では。

【参考】

フロリダ教授へのインタビュー