鈴木亘 東洋経済 2009/2
東洋経済 経済書BEST20の4位。経済学者が書いた年金・医療の本。
論点は、生涯の年金・健康保険などの給付と負担の差。1940年生まれは+4,850万円。2005年生まれは-3,490万円。この8千万円差が問題の焦点です。本書は、賦課方式の限界を改めて明らかにし、積立方式への移行方法まで具体的に示しています。
経済学者が書くと、価格による需給調整に解を求めることになり、社会的な意義が後回しになりますが、サラリーマンが理解するには、ちょうど良いと思います。
政権交代が起こって、現実味が増しました。長妻さんの動きを判断するためにも、一読をお勧めします。
では。
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