【本】WEB2.0の未来

WEB2.0の未来 ザ・シェアリングエコノミー WEB2.0への道 3WEB2.0の未来 ザ・シェアリングエコノミー WEB2.0への道 3 伊藤 穰一 2007/4 インプレス

 村井先生他のビジョナリーな方の考えに触れることができる本。目次は、こちら
 盛りだくさんで消化しきれないんですが、ラストエフエム創設者のフィリクス・ミラー氏のエッセイが、面白かったです(P.94?)。


 Last fmは、世界最大級の音楽専門SNS。彼が指摘するのは、NMEのUKチャートトップ100を通過したのは、過去54年で2万曲。一方、ラストエフエムのデータベースには6500万曲が入っている。しかも、増加中。
 ロングテールという言葉をよく聞くようになりましたが、これほどとは、ビックリです。今の音楽業界は、

スーパースターによって得た収益を、会社に所属するほかのミュージシャンのプロモーションにつぎ込んでいる

構造とし、ナップスターがこの構造を崩した。そう、Web 2.0が実現しようとしているのは、さらなるトランザクション・コストの削減だったんですね。
 映像作家の中野裕之さんが、ccMixterに夢中ということは、映像の世界でも、同じようなことが起こると予感させます。
 
では。