大河ドラマ7月15日放送「両雄死す」を観ました。久々に役者魂に触れることができました。上田原の戦いで、千葉真一(68)演じる板垣が命を落とすわけですが、その演技が素晴らしいものでした。他の役者を責めるのも酷ですが、やはりあの戦場で馬を走らせての立ち回りをこなすのは、体力に加えて最高度の演技力が必要で、今の日本でこれだけの訓練を受けている人は、多くありません。
昔、モンゴルを旅していた時に、馬に乗った少年が、ライトバンに併走したことがありました。ああ、どんなに車が進歩しようと、馬に乗る格好よさにはかなわないなぁと思いました。真っ青な空のした、緑の大地を風のように駆け抜ける武者の姿は、どんなにCGが発達したところで、超えられないのです。
千葉さんのインタビューも泣かせますね。
板垣信方を通して“日本の理想的な親父像”を伝えることが出来たらうれしいなと思いながら演じてきました。
とのことで、最期の歌は、晴信に人生を教えた歌だったんですね。
あかなくも なほ木のもとの夕映へに
月かげ宿せ 花もいろそふ
なるほど。
今回の主役は千葉さんでしたが、助演男優賞は市川亀治郎でしょう。若々しい時代から、徐々に尊大なお屋形様になるのですが、半年かけて、じっくりその変化を出している。若い役者では、なかなかできないですよね。
数字も、20%を維持しているようですし、大河は、こんな感じでいいんじゃないですかね。内野君の後半戦の頑張りに期待しています。
では(^^)/^
追記
千葉さんは、NHK「土曜スタジオパーク」で自らの進退について触れられていたんですね….
素晴らしい演技、ありがとうございました。
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