【本】アルファブロガー ☆☆☆☆

アルファブロガー
アルファブロガー
FPN 翔泳社 2005/10

 11人の有名なブロガーのインタビュー集。
 この本を読んでいると、テレビで観たことのある人に、街中で出会ったような感覚になりますね。それほど、ブログというメディアが、私の生活の中に浸透してきたんだと思います。


 ブログのノウハウは、参考になりました。偶然、成功したのではなく、それぞれ努力しているのがわかります。
 インターネットの将来については、切込隊長が、鋭かったですね。
1.ブログは、動画との親和性が低い。
 確かに、ブログはいろいろできるんですけど、やっぱり、テキストのメディアですね。この本に選ばれている11人も、小学校のクラスでいうと、学級委員長タイプで、駆けっこが1番早かったり、教室の後ろでプロレスやっていたタイプではないと思います。
 映像は、映像単独のビジネスの場合には成立する。見たいと思ったジャンルの映像を観たら他のものはもう観ないというのも、深い言葉です。TBSが話題になっていますが、確かに、映像からテキストに飛んでいくためには、今はまだ世にない技術的な跳躍が必要な気がします。

2.ネットコミュニケーションは、確実に規制されていく 放送と通信が融合してしまった化け物を誰がどう管理するのか。とういのも、重たいテーマですね。15年間ヒタスラ成長してきたインターネットが放送と融合するのを機に、踊場に出る可能性はあると思います。
 先進国は中国というのも、言われてみれば、おっしゃるとおり。隣国からはいろんなことが学べますね。
 というわけで、ブログのノウハウ本としても、ネットの未来を考える上でも、おススメです。

では。(^^)/^