北欧流ブランディング50の秘密
by Steve Strid / Claes Andreasson エイ出版社 2008/12
ABBA、IKEA、NOKIAを生んだ北欧のマーケティングについて考察しています。世界人口の0.4%にすぎない北欧諸国なのですが、ノーベル賞をはじめ、VOLVO、LEGO、H&Mなど、日本人にも響くブランドを数多く打ち立てています。
理論的なインスピレーションは受けませんでしたが、日本と北欧の共通点は、いくつかみえてきました。
・島国(半島)気質
・海洋民族
・首狩り族
バイキングといっても、「小さなバイキング ビッケ」ぐらいのイメージしかありませんでしたが、バイキングのみなさんは、そんなかわいいものではなかったんですね。
もともと、面の支配というよりも、一点突破でクリーム・スキミングするという意味で、DNAにニッチ戦略が組み込まれてるのかもしれません。
日本は、カローラとかスーパーカブとか大量生産品にも強さを発揮します。一方で、伊万里焼や、金沢漆器など、巧みの技をいかしたニッチ製品にも強さを持っています。北欧に惹かれるのは、こちらの感性ですね。
自国の市場が小さいため広告費がないので、自国をテストマーケットとして、海外で売るという考え方は、日本の地方企業の参考になると思いました。
では。
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