巻頭特集が、「それでもボクはやってない」 です。いい映画だったので、キネ旬も読んでしまいました。言われてみれば、周防監督は、96年の「Shall We ダンス?」以来、11年ぶりの映画だったんですね。
加瀬さんのインタビューが良いです。
徹平のキャラクターが脚本を読んだ限りではあまりよくわからない。性格や拝啓などが明確に書かれてなくて。でも、それは徹平だけじゃなかったんです。それで監督に言ったんですね。”どの人物も性格がえがられていませんけど”と。そうしたら”うん、主役は裁判だから”と軽く言われて(笑)。p.34
小日向さんとのやり取りについては、
その直前まで小日向さんと話をして盛り上がっていたのに、裁判官の席についた途端、ぜんぜん表情が変わっているんですから。どうやっているんだろうとこっちも思ったくらいに。(中略)法廷のシーンなんか、本当に最小限の動きしかできないじゃないですか。パっと見た目は地味かもsレナm戦が、実は視線の動かし方ひとつで感情を表現したり、本当にすごいことをやっているんです。それに一々感動していました。
彼の素質がわかるコメントでした。
では。