09年もイスラエルのガザ攻撃で幕をあけました。20世紀は戦争の世紀でしたが、21世紀もそれは変わっていません。それに引き換え、日本人からは、軍事的なノウハウがほとんどなくなっていますね。本書を読むとそれが痛いほどわかります。自分がジャングルでの戦闘に耐えられるかと思うと、心もとない限りです。
本書は、傭兵として実際に従軍した著者によるサバイバル術です。足跡をめぐる記述などは、リアリティがありまくりで、呼んでいる方が、思わず緊張してしまうほどです。
こうした本への評価は、分かれるでしょうね。私も、ヨハネスブルグで襲われてから、自己防衛の意識が変わりました。アフガニスタンに行ったときもそうでしたが、「今日は、ひょっとすると殺されるかもしれない」と思いながら外に出るときは、自分の身体が自分のものでないような気分になります。逆に、こんなに安全な日本にいると、どうしても気合が末端細胞にまで伝わりません。
全ての人に役立つ本ではありませんが、徴兵制をとる国の男子は、こうした訓練を受けているとういのは、知っておくべきではないでしょうか。
では。
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