アニメのデリバティブ

Anison Crazy Power Nightに行ってきました。

『ざまあみろ。アニメは元気だ! Anisong Crazy Power Night』柿崎俊道×上山晃インタビュー|ガジェット通信 GetNews
『ざまあみろ。アニメは元気だ! Anisong Crazy Power Night』柿崎俊道×上山晃インタビュー

私は、アニメ詳しくないので、1時間ほどでお腹いっぱいになりましたが、金融のデリバティブに似ているなと思いました。

金融のデリバティブは、国債市場とともに発達してきました。

http://www.mof.go.jp/budget/fiscal_condition/related_data/sy014/sy014c.htm

国債の発行が急激に増えたことで、流通市場が整備される。投資が増えたことで、先物、オプション、スワップといった金融派生商品(delivertives)も発展。最近では、CDSのようにデリバティブ自体が市場に影響を与えることも出てきました。
アニメでいえば、デリバティブは、関連グッズ、原作のノベライズ、監督・声優のトークショーあたりでしょうか。アニクレもその一つだと思います。
将来性を感じるのは、原資産の市場を日本が抑えていることと、海外からの市場参加者が増えていること。アジアのアニメーターのスキルはかなりのレベルになってきていますが、ストーリーテラーとしての日本アニメ界の力は、一日の長があります。日本発のアニメをこれからも発表することで、世界をリードする可能性がある。
かつて、ファックスは、ほとんど日本製だったので、日本メーカーが話しあうと、世界標準のプロトコールができてしまいました。アニメは、アメリカもがんばってますので、日本だけとはいかないでしょうけど、発言権は今後もあろうかと。
大切なのは、原資産の市場を大切に伸ばしていくとともに、デリバティブの市場もルールを整備して拡大すること。双方が共鳴するようにすることで、より使いやすい(楽しめる)市場になると思います。
「アニメ関連の夜イベント」は、トークショーと違って、声優本人がいる必要がありません。ディスコ・クラブを運営するノウハウは世界中にあるので、主要都市での開催が可能。物販との親和性も高いので、面白いビジネスではないでしょうか。
普及を加速するには、DJ、VJだけでなく、MCも重要だと思いました。アニメ好きは、シャイな人が多いので、うまくその場の雰囲気を作る人がいると、リピーターにつながると思います。

 

では。