3年後にテレビのリモコンがどうなっているか
2006年にUSENの宇野社長にききました(ブログ)。その回答は、
3年のスパンではあまり変わらない。ネットを通じて映像を見る手段としては、パソコンが引き続きメインで、TVにまで波及しない。TVに波及するのは、10年の単位
というものでした。
チャンネルを変えるのであれば、ボタンが順番にならんだ単純なものが好まれます。しかし、ネットがTVに入って行けば、ポインタ、キーボードが必要です。リモコンの形を読み切る経営者が、テレビを制すと考えての質問でした。
4年後の2010年、Google TVが登場し、iPhoneがリモコンになろうとしています。
iPhoneやiPadで「REGZA」操作、タグでシーン共有も 東芝「レグザAppsコネクト」
リモコンは、エレキ業界で散々議論されてきた製品です。しかし、大きな進歩はありませんでした。現状から改善するというアプローチでは、ボタンが増えるだけでした。消費者には複雑な製品と敬遠されます。また、1円単位でコスト削減に取り組んでいる業界で、
5万円の32インチテレビのリモコンが5万円する
なんてことはコスト的に不可能でした。
それが、今年、5万円する「タッチパネル・リモコン」の登場によって解決しようとしています。
テレビは日本が持っていたのですが、visionはシリコンバレーが持っていたんですね。
では。